<目次>
(1) ヘアマニキュアとは?メリット・デメリットや白髪染めへの利用可否などをご紹介
(1-1) ヘアマニキュアとは?
(1-2) ヘアマニキュアのメリット・デメリット
(1-3) ヘアマニキュアの主成分について
(1) ヘアマニキュアとは?メリット・デメリットや白髪染めへの利用可否などをご紹介
(1-1) ヘアマニキュアとは?
ヘアマニキュアは別名「酸性カラー」と呼ばれており、髪の表面をマニキュアのカラーでコーティングするイメージです。白髪染めなどで湿疹などを発症してしまう人にオススメです。ただし、頭皮に付着すると落ちにくいため、クリームを塗ったり手袋をしたり等の対応が必要となります。
原理的には酸性染料(マイナスイオン)と酸(プラスイオン)がキューティクルの近くでイオン結合する事で付着させます。中にはジアミンを含む物もあるので、事前に成分をチェックしてジアミン(パラフェニレンジアミン)の有無を確認すると良いです。
種類は大きく分けて「白髪染め用」と「普通髪用」とに分かれており、白髪染め用は普通髪用よりメラニンを多く含んでいます。
付けるタイミングも「乾いた髪に塗る」ものや「タオルドライした後に塗る」ものや「洗い流す」ものなど様々なタイプがあります。
(1-2) ヘアマニキュアのメリット・デメリット
⭕️:色のバリエーションが豊富
⭕️:白髪染めなどには向いている
⭕️:根元との色の差が分かりにくい(発色が弱い分、目立たない)
⭕️:髪と地肌に優しい(基本ジアミン含まずだが、一部含む場合もあり)
⭕️:髪にツヤが出る
⭕️:髪が紫外線から守られる
❌:色落ちしやすい(2~3週間、洗う度に落ちていく)
❌:色を明るくできない(脱色しないため) ⇒ 黒髪だと変化が少ない
❌:染まりにくい(表面のコーティングのみ)
❌:頭皮に付着すると頭皮にも色が付いてしまう(しかも落ちにくい) ⇒ クリームや手袋で防御する
(1-3) ヘアマニキュアの主成分について
ヘアマニキュアの主成分は「酸性染料」で、分類としては「化粧品」の区分になります(「ジアミン」を含む場合は「医薬部外品」の区分になる)。
ジアミンを含まない分、頭皮のかぶれや肌荒れのリスク等は低いメリットがあるものの、染まりにくいデメリットもあります。それは酸性染料の分子が大きく、表面およびキューティクルの内側までしか染まらないためです。
| アルカリ (アンモニア等) |
×(なし) |
| 過酸化水素 (オキシ) |
×(なし) |
| 酸化染料 (パラフェニレンジアミン等) |
×(なし) |
| HC染料 (HC青4、HC黄4等) |
×(なし) |
| 植物染料 (ヘナ等) |
×(なし) |
| 酸性染料 (赤色201号、黒色401号、橙色205号、合成着色料等) |
○(あり) |
| グロス染料 | ×(なし) |
| 塩基性染料 | ×(なし) |